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Channel: 草若葉
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今日の俳句/野田藤(ゆらぎ)

古都奈良を訪れたり、初瀬の長谷寺に遊んだりといそがしいことでした。  西へ行き東をたずね花疲れ  春の夕べ絶えなむとする時報鐘  こもりくの初瀬ゆきたや風薫る  慎みてふ言葉忘るや花水木  音もなく藤散りゆくや宴(うたげ)果つ  漂える菖蒲の香り日の匂い  飛火野はおおらかなりき聖五月  縹(はなだ)から茜に移る春夕  挽きたての珈琲の香や若楓

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今日の俳句 初夏 (九分九厘)

                柿若葉生くる力をみなぎらせ    花みずき鬼のいぬ間の盛りかな    鉄線や紫紺の花の天下布武    雛芥子の散りては咲きし孤独かな     漱石の連載復活夏はじめ    初夏来たり庭木の虫と対峙せり...

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今日の俳句 / 牡丹 (四捨五入)

いささか季節遅れとなりましたが、わが家の庭に咲いた牡丹を紹介させていただきます。   降り初めし雨に重たき牡丹かな   昨夜の雨内に含みて牡丹咲く   牡丹切つて向う三軒お裾分け   切り取りて今更惜しむ牡丹かな      陽光下火炎のごとく牡丹燃ゆ

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今日の俳句/夏来る(龍峰)

5月に入ってようやく初夏の素晴らしさを感じつつある。どうしてもじっとして居れず、京都と奈良へ出かけた。 2日に壬生寺の狂言を見に行き、更に金戒光明寺に幕末の会津藩士の墓を訪ねた。又、8日に奈良の今井町を散策し、藤原京跡を訪ねた。天気も良く五月空を満喫した。写真は今井町の商家。   軒低き商家の格子戸夏来る   初夏や僧と乗りあう奈良の朝   初夏や壬生狂言の鐘高し   土蜘蛛の糸の飛びかう五月空...

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今日の俳句 梅雨 (九分九厘)

             訪れて赤間の宮の梅雨の入り    関鯵のあな珍しく旅の先    関門の橋をすり抜け梅雨来る    梅雨曇ミヤマキリシマ遠かしり    由布岳を間近にお初梅雨晴れ間    梅雨の旅今宵の宿は秋桜庵    磨崖仏語る声なき五月闇    五月雨や涙をながす磨崖仏    金麦の穂波の揺れに車酔    安佐八幡豊後を制し風薫る...

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気ままな俳句鑑賞(ゆらぎ)

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気ままな俳句鑑賞〜続き(ゆらぎ)

(承前)...

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今日の俳句 浴衣 (九分九厘)

   今週初めの句会は「浴衣」が兼題であったが、特選を頂戴した句、     勝力士意気やうやうと浴衣背に    九分九厘  テレビの相撲観戦でこの句を思いついたのだが、昨日の白鳳対豪栄道の試合は見応えがあった。豪栄道の堂々たる勝振りに拍手喝采! そろそろ、日本人の横綱が出てもいい頃だが、稀勢の里は最後の峠を乗り越えないのが残念。関西出身の豪栄道に期待したい。...

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今日の俳句/夏日燦(龍峰)

日本の梅雨時を逃げ出すために、先月半ばより1か月余りイタリアへ出かけた。今回は中部のトスカーナから北の小さな町や村、モンテビヤンコ(モンブラン)、チェルビノ(マッタホルン)やドロミテの麓へ出かけ、1日ゆっくりと山を眺めていた。...

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今日の俳句/麦秋(龍峰)

まず写真の説明です。上から順にトスカーナ(ピエンツアの丘からの眺め)、途中のひまわり畑、シェナのカンポ広場を埋める観衆、地区対抗競馬、シェナのドーモ、真夜中のアリーナと月、燃え上がるステイジ、中世がそのまま残るモデナの街並、ドロミテ(最も壮観と言われるポルドイ峠にて)、サンマリーノ共和国の城砦、アリーナの観客席、チヴィタの全景(塔は教会の鐘楼、手前に伸びるのは橋)...

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今日の俳句/風鈴(ゆらぎ)

もう処暑もすぎたというのに、風鈴を鳴らしているのをお許しください。句会の句も織り交ぜてごらんに供します。罵詈雑言ふくめ、きびしきご批評を賜りたく。    逢わざれば心はかはく星の恋  底紅や今を生きむと咲きつづく  片蔭に身をおく君の密やかさ  少年と少女の心月今宵  花茗荷なにかいいことありそうな  銀河澄む今さら秘め事夢の中  逢へぬ日は銀漢仰ぎて手をのばす...

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今日の俳句 踊り (九分九厘)

                           じいもばばも猫もしゃくしもおどりかな    蕪村  「猫は応挙子が戯墨也しゃくしハ蕪村か酔画也」とあって、掲載の画は応挙と蕪村の合作である。俳画も句もあっけらかんの楽天の世界がみえてくる。世相を皮肉っているのかもしれないし、こけおどしの戯絵なのかもしれない。深読みは止めて、連句のならいに従い蕪村に失礼ながら脇句を一句...

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今日の俳句/風の盆ー2(龍峰)

9月1日が巡ってくると体のどこかにあの哀調を帯びた胡弓の音と三味の音が響いてくる。そして心の奥底に結びついて離れないあのおわら節が聞こえて来る。あれは遠い我々の祖先の時に喜びであり、悲しみでありそして祈りのつぶやきが理屈抜きで、頭のどこかを揺すぶるのであろう。    ぼんぼりの坂で聞く三味風の盆    風の盆しなる指先つじ流し    闇を切る男の手振風の盆    風の盆闇にしみゆく胡弓の音...

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今日の俳句/月今宵(ゆらぎ)

今年の中秋の名月は見事でした。それにスーパームーンもほぼ完璧に見ることができました。と、いう訳で”月”の句を中心にならべました。句会での出句に加え、あれこれ駄作や独りよがりな句も加えています。きびしきご批評をお待ちします。  年長(た)けてこの月を愛づたのしさよ  大き湖(うみ)月を抱きて静まれる  句座黙(もだ)すうつくしき月の滴りに  鐘響くこもりく初瀬雨月また  燭を消し十六夜愛づる静かさよ...

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今日の俳句 / 野分 (九分九厘)

                                           己が身の闇より吼えて夜半の秋   蕪村...

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今日の俳句/山茶花(龍峰)

狭庭の片隅に山茶花が咲いた。つい先日まで暑い暑いと言っていたが、花は晩秋を取りこんでいる。何と自然は変わり無きことか。人は感情に流されて、自然の移ろいを嗅ぎ取る感覚を麻痺させてしまっている。これは人ではなく自分ではあるが。   うす紅の山茶花におふ庭のすみ   山里の影も遠のくそばの花   越前の川も狭まる苅田かな   妻籠過ぎ峠にかかる秋ついり   荒海の壱岐に一息鳥渡る...

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たまには都々逸(ゆらぎ)

 俳句について、みなさんはどんなイメージをお持ちでしょうか? わたくしは、四角四面な写実俳句あるいはいわゆる花鳥諷詠はあまり好みではありません。もっと詩情豊かに詠みたいと思っています。そうなると俳句、あるいは短歌や詩も、時には鑑賞したいと思うのです。そのほうが幅がひろがるのではないでしょうか?...

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今日の俳句 新酒 / 九分九厘

                              花すすきひと夜はなびけむむさし坊...

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今日の俳句/十三夜(龍峰)

今月5日の夕方いつものメンバーで、171年ぶりの後の十三夜を鑑賞すべくそして観月句会を持つべく京都御苑に集まった。 吟行の間は雲に隠れていたが、食事会が始まってしばらくすると、階下より月が出たと連絡が届いた。一同御池通りに出て、待望の後の十三夜に御対面。観月出来たことと美味なる京料理と酒で京の夜の句会はいつも以上に盛り上がった。写真は御池通りの十三夜。   絹の雲透かして青き十三夜...

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今日の俳句 / 冬晴(四捨五入)

季節が少々戻るが十月の末に信州へ小旅行を試みた。 最初に訪れたのが安曇野である。事前に観光協会へ問い合わせたところ、長峰山(930m)の眺望が良いとのことだったので安曇野インターを降りて直行した。幸いにこの日は全く雲が無く、飛騨山脈(北アルプス)と安曇野を一望することができた。白馬三山まではっきり見えたのには感動した。写真の左側のピークが常念岳である。この時期はまだ雪が無い。...

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